top of page

塾の選び方について

お子様を塾に通わせるにあたり、いろいろな手段で情報を入手しても、実際自分のお子様をどんな塾に通わせるのがベストなのか、決め手に欠けてお困りの保護者様もいらっしゃると思います。

 

具体的に、どんなお子様にどんな塾が適しているか、またどんな塾が「いい塾」なのか、を簡単にご説明させていただきます。

 

大手塾と個人塾の違い

 

大手塾は、個人塾に比べて多くの学校から生徒が集まる傾向があり、受験に関する情報量の豊富さは、個人塾を圧倒的に上回っています。情報量の多さは、生徒のより客観的な評価に役立つメリットがありますが、それだけではなく講師がひとりひとりをいかに評価し、的確な学習法のアドバイスを送れるかも重要です。数字による客観的アドバイスのほかに、講師の主観で良い助言が出来る塾なのか、現在通塾している知り合いのお子様がいるなら話を聞いてみるといいでしょう。「○○先生にこんなことを言ってもらったおかげで勉強のコツがわかった」などという声が聞けたらベストです。

 

一方個人塾は、受験や定期テストに関する情報の収集力には塾によって差があります。また、どうしても人間同士の相性は付きまとうので、お子様と講師の相性も見極める必要があります。積極的に面談の機会や体験学習などを設けてもらって、その塾の先生の情報収集力や人となりを把握するといいでしょう。

 

 

集団授業と個別授業の違い

 

講師ひとりに対し、生徒5~20人程度で行う集団授業のメリットには、周りの生徒が多いことでの競争意識の向上、決められたスケジュールで授業を行うことでの、指導範囲漏れのない点などが挙げられます。

なんとなく周りに引っ張られてやっているうちに成績が上がる生徒もいますので、お子様がそういうタイプかなと思ったらここにかけてみるのもひとつの考え方と言えます。逆に、サボっていても授業はどんどん先に進むので、学校の授業についていけない・学校の授業に集中していないタイプの子は結局塾の授業でも同じことを繰り返す可能性があるので要注意です。

また、集団授業の「雰囲気」にも注意が必要です。ある講師の授業の時は真面目にやるのに、違う講師の時だと教室は騒ぎっぱなしなどという事例も少なくありません。一度悪化したクラスの雰囲気は、一朝一夕では改善できません。体験授業の際、塾側がそんな授業をわざわざ見せるはずもないので、この雰囲気については出来るだけ事前に情報を入手しておく必要があるでしょう。

 

個別指導は講師ひとりに対し、生徒1~3名程度が一般的です。最大のメリットは、何と言っても集団授業に比べて融通が利く点です。

わからないところは何度も質問できるし、ある程度自分のペースで指導が受けられます。

弱点もその融通の利く点にあります。生徒のペースに合わせるあまり、指導範囲が時間内に終わらせきれなかったり、自ら質問する意識の高い・低いで理解度に差が生じたり、と生徒間の差が大きくなる可能性があります。

 

どちらも一長一短な面がありますが、成績の良い悪いに限らず積極的に質問できる子なら個別指導の方が無限に伸ばせる可能性は秘めています。周りに引っ張られてやれるタイプの子なら、集団授業もありでしょう。もっと頑張りたい!という意識が芽生えたら個別に切り替えるという手もあると思います。成績も平均以下で、集団授業も苦手、自ら質問する意識も低いという子は難しいですが、集団指導でも個別指導でも、そういった生徒に上手く対応してくれる講師がいるので、そこは講師の見極めの方が重要になるかと思います。

 

 

次に、いい塾の見極め方についてお話します

 

過剰に信用してはいけない情報

 

塾のチラシやホームページに、「偏差値○○アップ!」「定期テスト90何点!」などと言う煽りをよく目にします。

正直、どんな塾にも成績の上がる子とそうでない子は存在します。

過剰な成績アップの情報を載せている塾は、ちょっと怪しいと思ってください。

 

ダイエットの仕方にもいろいろな方法があります。誰かが10KG痩せた方法を、自分が実行できるか、また効果が出るかはわかりません。

勉強も同じです。重要なのは、「自分が痩せられるか?」「自分の成績が上がるか?」です。

 

そのためにどんなことができるでしょうか?

 

 

体験・面談時が重要です

 

体験授業や面談の時の講師の対応を見るといいでしょう。

 

お子さんのことを瞬時にどの程度理解できたかを聞いてみたり、今後の学習プランを質問してみたりすることも重要です。

具体的な学習プランや、お子さんをどう評価したか、ピンと来ない返答が返ってくるようなら疑問符をつけていいと思います。

 

何故なら、そういった質問に期待する回答が出来ない講師は、今後の指導に繋がる重要な要素である、「お子さんを理解する」という作業を行っていない可能性が高いからです。

面談時にできるだけお子さんの情報や、やる気について聞くこと、体験授業の際にある程度の学力を判断することが出来ていれば、そいういった質問にも瞬時に的確な返答が出来るはずです。ここは大切な判断要素にすることです。

 

 

最後に、お子さんの意思は絶対です

 

どんなに保護者の方が、「ここは良い塾だ」と思っても、お子さん本人が気に入らなかったり、ここで頑張ろうという気持ちになれないのには理由があるはずです。

それが、本人の問題だったなら、塾に通わせるタイミングを少し見合わせるという手もあると思います。無理やり行かせた場合、必ずしも失敗するとは言えませんが、やはりリスクは大きいと言わざるを得ません。

 

学習塾を決めることは、今後お子さんが勉強とどう向き合っていくかを決定づける大きな出来事になる可能性を含んでいます。時間がかかっても、保護者とお子さんの意見が一致する最良の塾を見つけて、ここにならお子さんを預けられるという気持ちになることが大切だと考えます。

 

 

塾選びにお悩みの方はいつでもご相談ください。決して当塾が、お子さんにとってのベストであるわけではないかもしれません。

最大限のアドバイスをさせていただきたいと思っております。

bottom of page